渡辺翔太「慎太郎とやれてよかったなって」、森本慎太郎「しょっぴーの背中大きく見えた」【「DREAM BOYS」公式インタビュー】

AI要約

昨年に続いて今年もミュージカル「DREAM BOYS」のメインキャストを務める渡辺翔太と森本慎太郎が、作品の魅力や共演について語った。

2人は互いの演技や作品全体について感想を述べ、特に光一くんによる演出やフライングシーンについてのエピソードを披露した。

最後に、今後の「DREAM BOYS」出演についての意見を交換し、おじさんになった若手俳優たちの会話が展開された。

渡辺翔太「慎太郎とやれてよかったなって」、森本慎太郎「しょっぴーの背中大きく見えた」【「DREAM BOYS」公式インタビュー】

 昨年に続いて今年もミュージカル「DREAM BOYS」のメインキャストを務めることになった「Snow Man」の渡辺翔太と「SixTONES」の森本慎太郎が、このほど製作サイドのオフィシャルインタビューで意気込みを語った。

   ◇   ◇

 -昨年出演してみて、改めてどういう部分に作品の魅力を感じたか

 渡辺「ボクシングの世界をテーマに、ザ・男の友情が描かれているところだと思います。友情物語って王道ですし、ほかにもたくさんあるじゃないですか。でも、やっぱりやってみるとわかりやすくて楽しいんですよ。しかも、相手が慎太郎。お互いにSnow ManとSixTONESというグループに所属していて同時にCDデビューした間柄なので、実際にグループ同士、個人同士にも友情物語のようなものがあったんです。だから、慎太郎とやれてよかったなって思いましたね」

 -昨年、それを実感したのか

 渡辺「はい。お互いがジュニアだったころを思い出しましたし、楽しくて、毎日笑っていました。毎日笑える現場って、意外とありそうで、ないんですよ。でも『DREAM BOYS』では慎太郎が毎日笑わせてくれたので、僕はすごく幸せでしたね」

 森本「僕にとってもしょっぴー(渡辺)の存在は、すごく大きかったです。やっぱり気を使わないで済む人がいるっていうのがよかったですし、稽古の合間や本番の合間にしょっぴーとしゃべるだけで楽しいんですよ。それがいい思い出になっているので、全体を通していい時間だったなって思えている。だから、すごくしょっぴーには感謝しています」

 -渡辺から見た森本チャンプ、森本から見た渡辺ふんするショウタの素晴らしさは

 渡辺「慎太郎はめちゃくちゃ堂々としていましたね。だから、チャンプっていう役にすごくハマっていた。慎太郎には、いい意味でリラックス感があるんですよ。ステージに出てきたときに、ああ、チャンプだな!っていうスター性もあった。いでたちが男らしくてカッコよかったですし、慎太郎のチャンプには泥くささみたいなものがあったので、それが男同士の友情物語にマッチしているなって思いました」

 森本「しょっぴーは、たたずまいがめっちゃキレイでしたね。僕はショウタを後ろから見ることが多かったので、帝国劇場っていう場所や客席を含めた景色が、すごく似合っているなって思ったんですよ。それにしょっぴーはしょっぴーで堂々としていた。本人は『いや、俺が座長なんて…』っていうタイプなんですけど、ステージではほっそい背中が大きく見えたので(笑)、本番をやっているときに後ろについていた人たちは、きっと心強かったと思います」

 渡辺「ありがとう。でも、今の言葉を聞いて、もうちょっと鍛えようかなって思ったよ。今年は去年より厚めの背中にします!(笑)」

 -作品自体に関してはどんな印象を抱いたか

 森本「(堂本)光一くんが演出されたことで、すごくミュージカル感が強くなりましたし、セリフの言い回しにも光一くん色が出ている。どういう作品にしたいのかとか、どういう動きをすればいいかを言葉にして伝えてくれるんですね。説得力は、すごくありました! フライングのときに、それはすごく思いましたね。飛び方と、飛ぶ角度と視線、それをイチから教えてくださいましたし、実際に光一くんが飛んでくださったんですよ。フライングできる演出家なんて、そうはいないので(笑)、それを直接見られたことはすごく大きかったです」

 -実際に帝国劇場の客席上を飛んだ感想は

 渡辺「楽しかったです。でも、やっぱり光一くんとしては、あれにも『なぜ飛ぶのか』っていう意味合いが欲しかったんですよ。だから、僕たちの飛びたい気持ちをくみ取ってくれた上で、飛ぶ意味合いを必死に考えてくれたんです。それを知っているので飛んだときは、『気持ちいい! 楽しい!』っていう気持ちが先に来ました(笑)。だって、やっぱりこの事務所に所属している限りは、帝国劇場でフライングすることでひとつ箔(はく)が付きますからね(笑)」

 森本「確かに。特に昔はそうだったよね。選ばれし者がフライングしていた感じだったから。俺もフライングしたことはあるけど、帝国劇場じゃなかったし」

 渡辺「だから、そのチャンスを逃す手はない!って、昨年思ったんです。めっちゃ、光一くんを口説いたもんな?(笑)」

 森本「口説いたね(笑)。飛ぶ必然性もなきゃいけなかったし、光一くんが演出するようになってからの『DREAM BOYS』の中にフライングの要素を入れると、たぶん全部が崩れちゃう(笑)。だから、光一くんも相当頭をひねったと思います。でもちゃんと形にしてくれる優しさが光一くんにはある。そこがありがたかったですね」

 -2人が主演とチャンプ役を務める『DREAM BOYS』は、今回が最後になると考えているか?

 森本「最後じゃないですかね。仮に5年後に新しい帝国劇場ができるとしても、そのときは俺たち、もうおじさんだよ?(笑)」

 渡辺「確かに!『DREAM BOYS』っていうワードが似合わない年齢かも(笑)」

 森本「でしょ?『DREAM オジーズ』とかに変えなきゃいけないからさ(笑)」

 渡辺「そうだね。次の世代の若くてキラキラな子たちが立っているかもね」