カミラ王妃、ガーデンパーティーに来られなかった男の子を招いてお茶会を開催

AI要約

カミラ王妃が特別なお茶会を開催し、9歳のトニーと12歳のライラを招待した。

トニーは虐待を受け、生死をさまよった過去を持ち、慈善活動で130万ポンドを集めた勇敢な少年。

2人はバッキンガム宮殿の庭や王室の馬車のコレクションを見学し、王室からプライベートツアーを受けた。

カミラ王妃、ガーデンパーティーに来られなかった男の子を招いてお茶会を開催

先月初めにバッキンガム宮殿でチャールズ国王と共にガーデンパーティーを開いたカミラ王妃。パーティーに参加できなかった男の子を招いて特別なお茶会を開催したことが明らかになった。

参加できなかったのは9歳の男の子、トニー・ハッジェル(写真左)。彼は幼いとき実の親から虐待を受け、生死の境をさまようという経験をしている。病院に運ばれ一命を取り留めたが障がいが残り、両足も切断しなくてはならなかった。その後新たな家族に引き取られたトニーは。100歳になる退役軍人のトーマス・ムーアがコロナ禍に自宅の庭で行ったチャリティウォークに後押しされ、自分も挑戦。5歳のときに30日で10キロ歩くチャリティウォークに成功、自分の命を救ってくれた病院のために130万ポンド(約2.6億円)を集めた。彼は今、自分の名前をつけた財団を立ち上げ慈善活動に取り組んでいる。彼が集めた寄付金を使って建てられた病院のオープニングセレモニーにはキャサリン皇太子妃も出席していた。

これらの功績を称えられガーデンパーティーに招かれたのだが、パーティー当日に悲劇が。車でロンドンに移動していたところひどい渋滞に巻き込まれてしまった。養母のポーラが車の中で「渋滞で間に合わない」とツイートしたところ英国王室がそれを発見。「トニー、残念です。私たちもあなたに会うのを楽しみにしていました。別の日に開催しませんか? 私たちに任せてください」とリプライした。英国王室はその約束をきっちり遂行。現地時間6月26日(水)にカミラ王妃がお茶会を開催、トニーと家族を改めて宮殿に招待した。

この日のお茶会にはもう1人、12歳の少女ライラ・オドノバンと彼女の家族が招かれていた。ライラは脳腫瘍を患いながらも彼女と同じように重病と闘う子どもたちを支援するために寄付を集めている。5月のガーデンパーティーには体調不良のために参加できなかった。

トニーとライラは家族と共にバッキンガム宮殿の衛兵交代を見学した後、バッキンガム宮殿の庭にあるサマーハウスでカミラ王妃と午後のお茶を楽しんだ。雑誌『ピープル』の報道によると2人はその後、宮殿にあるロイヤルミューズへ。ここは王室の厩舎で、ゴールドステートコーチを始めとする王室の馬車のコレクションが展示されている博物館でもある。王室は2人をプライベートツアーでもてなしたという。