バフェット氏、遺産相続の詳細明らかに 遺言内容を変更

AI要約

ウォーレン・バフェット氏が遺言内容を再び変更し、死後の寄付先をゲイツ財団から子どもたちの新たな慈善信託に変更したことを明らかにした。

バフェット氏は子どもたちの信頼と価値を重視し、遺産の管理を彼らに託すことを決定した。

過去には99%以上の遺産をゲイツ財団に寄付する方針を示していたが、新たな計画では家族の慈善団体への寄付も行っている。

バフェット氏、遺産相続の詳細明らかに 遺言内容を変更

ニューヨーク(CNN) 米著名投資家ウォーレン・バフェット氏(93)は米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、遺言内容を再び変更したことを明らかにした。

死後はビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団への寄付を継続しない方針も明らかにした。遺産は子どもたち3人が管理する新たな慈善信託に託すという。

バフェット氏はWSJに対し、「私の死後にゲイツ財団に寄付することはない」と語った。

遺言内容はこれまで数回変更しており、新しい計画をまとめたのは、子どもたちの価値や遺産の使い道を信頼しているからだという。バフェット氏の子どもたちは全員、自らの慈善団体を保有している。

バフェット氏は以前、遺言には遺産の99%以上をビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団や家族に関係する4慈善団体に寄付する旨が記載されていると明らかにしていた。

ただ、バフェット氏の存命中はゲイツ財団への寄付を継続する方針とみられる。

バフェット氏は昨年、家族の運用する4慈善団体に約8億7000万ドル(約1400億円)を寄付。22年には約7億5000万ドルを寄付していた。

バフェット氏の投資会社バークシャー・ハサウェイによると、新たに発表した寄付を受け、バフェット氏の保有するバークシャーのクラスA株は20万7963株、クラスB株は2586株になった。株式の価値はおよそ1280億ドル。