「竜星涼」が『光る君へ』ウザすぎるキャラで本格ブレークの予感 クセのある演技がやみつきに…

AI要約

竜星涼演じる藤原隆家のドクズっぷりが話題となるNHK大河ドラマ「光る君へ」。隆家の憎らしい笑顔に注目が集まっている。

隆家役は元々永山絢斗が演じる予定だったが、薬物事件により竜星が代役として起用されることとなった。

竜星涼は正統派イケメン俳優として知られていたが、隆家役を通じて新たな演技の魅力を発揮している。

「竜星涼」が『光る君へ』ウザすぎるキャラで本格ブレークの予感 クセのある演技がやみつきに…

 アクの強いお笑い芸人が多く出演し、俳優たちのクセのある演技も魅力のNHK大河ドラマ「光る君へ」。そんな中、正統派イケメン俳優のはずの竜星涼(31)演じる藤原隆家のドクズっぷりがすごいと話題になっている。

 満面の笑みで花山院(本郷奏多)に弓を引き、一家の没落を招いた元凶でありながら、爽やかな笑顔で左遷を受け入れ都を去った隆家。6月16日放送からは、これまでトラブルなどなかったような笑顔でさっそうと再登場し、叔父であり時の権力者・藤原道長(演・柄本佑)に取り入っていくのだが、演技がうまいだけに、その姿が実に憎らしいのだ。

「竜星涼と言えば朝ドラ『ちむどんどん』での、主人公の破天荒すぎる兄役が思い浮かぶという方も多いでしょう。ドラマ自体はなにかと酷評され、竜星演じる“ニーニー”という役柄も『イライラする』『見ててウザい』などとバッシングの嵐にさらされました。『国民の嫌われ者』と評したメディアもあったほどです。あれから2年。今回は“ニーニー”以上に空気が読めないトラブルメーカーを演じることになったのですが、SNS上では『この役、(竜星涼に向けた)当て書きにしか見えない』『竜星涼と本郷奏多の顔芸対決、見応えがエグいw』と視聴者に大きなインパクトを与えています。ネットでは“平安ニーニー”という新たなニックネームまで出現しており、彼の演技にやみつきになっている人もいるようです」(テレビ情報誌の編集者)

■大河出演は永山絢斗の「代役」

 実は当初、隆家は俳優の永山絢斗が演じる予定だったが、薬物事件により降板。竜星は代役として起用されたのだ。

「大河ドラマで代役と言えば、4年前に『麒麟がくる』で沢尻エリカの代役として濃姫を演じ切った川口春奈が思い起こされますが、実は竜星は川口と同じ事務所で“同志”と呼ぶ仲だそうです。川口の場合は、放送開始直前の降板劇ということで、竜星よりもさらに厳しい状況下での登板でした。しかし、立派に演じ切り女優としての評価を上げました。そんな川口の背中を見てきた竜星ですから、代役が回ってきた時は『チャンス!』と思ったかもしれません」(同)

 もともと演技力には定評のあった竜星。ニーニーや隆家をきっかけに彼を知った視聴者も多いかもしれないが、実は2013年に「獣電戦隊キョウリュウジャー」(テレビ朝日系)の主人公を演じた正統派イケメン俳優だ。

「10代後半から20代前半の隆家を生き生きと演じている竜星さんですが、実年齢は31歳。デビューから3年で戦隊ヒーローの主演を射止めたものの、その後はなかなかいい役に出会えず、ブレークには至りませんでした。同時期に戦隊ものに出演していた山田裕貴さんや横浜流星さんらが続々と羽ばたいていく中、焦りを感じた時期もあったようです」(民放ドラマ制作スタッフ)