松本人志不在の影響はあるか? フジテレビ特番枠『土プレ』で“再利用”や“焼き直し”企画が続く背景

AI要約

フジテレビ唯一のゴールデン・プライムタイム特番枠「土曜プレミアム」で再利用や焼き直しの企画が相次いでいる背景には何があるのでしょうか。

松本人志不在の影響も含め、過去の人気コーナーを特番化したり、新たなアプローチを試みることで視聴者の興味を惹こうとしているのかもしれません。

最近の特番では、豪華キャストや注目の作品を取り上げることで多様な視聴者層に訴える試みが見られます。

松本人志不在の影響はあるか? フジテレビ特番枠『土プレ』で“再利用”や“焼き直し”企画が続く背景

 フジテレビ唯一のゴールデン・プライムタイム特番枠「土曜プレミアム」で最近、“再利用”や“焼き直し”を思わせる企画が相次いでいる。その背景は?「松本人志不在」も影響しているのか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

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 29日夜、フジテレビ唯一のゴールデン・プライムタイム特番枠「土曜プレミアム」で『BABA抜き最弱王決定戦~2024夏~超豪華22名ダマシ合い』が放送されます。

 これは『VS嵐』を皮切りに『VS魂』『木7◎×部』内で放送されたコーナーで、独立特番としては事実上、今回が初めて。嵐の相葉雅紀さん、松本潤さんのほか、赤楚英二さん、有村架純さん、小池栄子さん、仲野太賀さん、目黒蓮さんら夏ドラマの主演俳優や、井上尚弥さん、黒柳徹子さん、野村萬斎さん、東野幸治さんら各界の豪華キャストが出演します。

 さらに「土曜プレミアム」は、前週22日にも『とんねるずのみなさんのおかげでした』のコーナーを特番化した『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』を放送しました。

 その他ここ数か月を見ても、『力の限りゴーゴゴ―!!』のコーナーを特番化した『全国ハモネプ大リーグ!』、『さんまのFNSアナウンサー全国一斉点検』をリニューアルして4年ぶりに復活させた『FNS明石家さんまの推しアナGP』、映画『翔んで埼玉』のコンセプトをベースにした『翔んで埼玉プレゼンツ 日本全国!愛すべき逆お国自慢GP』、かつての『ほこ×たて』を彷彿させるガチンコ勝負がコンセプトの『今夜解禁!禁断の一騎打ち サンドのこんな勝負させて大丈夫!?GP』などが放送されています。

 また、ドラマでも、かつてレギュラー放送されていた『世にも奇妙な物語’24夏の特別編』や『PICU~小児集中治療室~スペシャル2024』、21年ぶりに復活させた『心はロンリー気持ちは「…」FINAL』。アニメでも、レギュラー放送していた『鬼滅の刃 遊郭編』を2週にわたって『特別編集版』として放送しました。

 レギュラー番組のコーナーを特番化したもの、ひさびさに復活させたもの、似たコンセプトのものなど、“再利用”や“焼き直し”を思わせる企画が目立っています。『土曜プレミアム』で再利用や焼き直しの企画が増えている背景には何があるのでしょうか。

 さらにフジテレビの『土曜プレミアム』といえば、以前「土曜夜のフジを救う“松本プレミアム”、実験的な企画が続々」というコラムを書いたように、令和に入ってから松本人志さん絡みの企画が多くなっていた特番枠。実際、『人志松本のすべらない話』『IPPONグランプリ』『HEY!HEY!NEO! MUSIC CHAMP』『まっちゃんねる』『まつもtoなかい~マッチングな夜~』などが放送されてきました。

 その松本さんと言えば、週刊誌報道を受けて1月から活動休止していますが、『土曜プレミアム』に不在の影響はあるのでしょうか。