市原隼人、「生き方を深く考えさせられた。役者の醍醐味」 WOWOWオンデマンド主演ドラマ「ダブルチート偽りの警官 Season2」完成披露

AI要約

俳優の市原隼人(37)がWOWOWオンデマンドのドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season2」の完成披露試写会に出席し、作品について感想を述べた。

市原は18年ぶりの共演陣内孝則との出会いについて述べ、役者として成長した姿を見せたいと語った。

最後に市原は司馬遼太郎の小説を引用し、作品への思いを語り、視聴者に楽しんでもらうよう呼びかけた。

 俳優の市原隼人(37)が27日、東京都内で主演するWOWOWオンデマンドのドラマ「ダブルチート 偽りの警官 Season2」(29日配信スタート、土曜午後10時)の完成披露試写会に共演の陣内孝則(65)、淵上泰史(40)とともに登壇した。

 同作Season1は向井理が主演し、テレビ東京系ドラマとして今年4月26日から6月14日まで放送された。テレビ東京とWOWOWの共同製作によるテレビドラマシリーズで、Season1は現在もWOWOWでアーカイブ配信されている。向井はSeason2にも出演する。

 市原は「こんなに迷いながら集中しながら作品と向きあったのは初めてかもしれない。僕自身の迷いや逡巡(しゅんじゅん)を役に投影した。生き方を深く考えさせられました。これほど向き合える役に出会えることが役者の醍醐味(だいごみ)だな」とかみしめた。

 市原は18年ぶりの陣内との共演に「少しでも大人になった自分を見てもらえる。胸を借りました。本当はもっとお話ししたかったです」。陣内は「初めて会ったのは10代。そのときから出来上がってたんです。もう主役を張っていく人だな、と。18年ぶりに会って、シェイプアップされていて、役に対する熱量がすごい」と褒めたたえた。

 最後に市原は司馬遼太郎さんの小説「人斬り以蔵」の冒頭を引用し、「『不幸な男が生まれた』という一文から始まる。(この作品には)それと通じた物を感じた。かっこよくも美しくもなく、美化される話でもない。道義もない。そんな主人公が求める、誰かを犠牲にして成り立つ道義はあるのか。生き方について深く考えさせられました。詐欺師として、巧妙な手口、会話劇やサスペンスを感じていただければ幸いです。お楽しみください」と呼びかけた。