小瀧望、死神役で主演ミュージカル「ありふれた役じゃないだけに役者冥利に尽きます!」 9月から「DEATH TAKES A HOLIDAY」

AI要約

男性アイドルグループ「WEST.」の小瀧望(27)が、ミュージカル「DEATH TAKES A HOLIDAY」で主演することが決定した。物語は死神の視点から生きる意味を問いかけるもので、小瀧は役者としての喜びを感じている。

原作は死神を描いたイタリアの戯曲であり、映画化もされた作品。小瀧はブラッド・ピットの役を演じることに興奮とプレッシャーを感じている。

ヒロイン役は山下リオと美園さくらが演じ、宝塚歌劇団の演出家が今回のミュージカルを手がける。東京公演は9月から10月にかけて行われる予定。

小瀧望、死神役で主演ミュージカル「ありふれた役じゃないだけに役者冥利に尽きます!」 9月から「DEATH TAKES A HOLIDAY」

 男性アイドルグループ「WEST.」の小瀧望(27)が、東京と大阪で9月から11月にかけて上演するミュージカル「DEATH TAKES A HOLIDAY」で主演することが21日、分かった。〝死神〟の視点で生きる意味を問いかける物語で、死神役に挑む小瀧は「ありふれた役じゃないだけに役者冥利(みょうり)に尽きます! 頑張りたい」と意気込んだ。

 原作はイタリアの劇作家アルバート・カゼッラの戯曲(1924年)に基づき、ウォルター・フェリスが29年に「Death Takes A Holiday」として戯曲化。34年に同タイトルで映画化され、98年にはブラッド・ピット主演で現代版にリメークされた映画「ジョー・ブラックをよろしく」が話題になった。

 今回のミュージカルは29年の戯曲が原作となるが、小瀧は「元々この作品の映画(リメーク版)が好きで、ブラッド・ピットさんが演じられた役ですので、同じ役に挑めることにプレッシャーを感じつつも興奮しています」とコメント。役について「まさか死神という、人間ではない役を演じることになるとは思ってもいませんでした」と驚きつつ、「死神が人間の力や姿を借りて下界に降りてくるというファンタジーであり、難しい役どころを手探りで進めていくことになる。とても楽しみ」と語った。同作は2023年に宝塚歌劇団で上演して反響を呼び、同劇団の演出家・生田大和さんが今作でも演出を担当する。

 ヒロインのグラツィア役は山下リオ(31)と、元宝塚月組トップ娘役で退団後初舞台となる美園さくらがダブルキャストで演じる。東京公演は9月28日~10月20日に東急シアターオーブで。

 ♦あらすじ 1920年代が始まって間もない頃、深夜にランベルティ公爵一家を乗せてイタリア北部の山道を飛ばしていた車を悲劇が襲う。突如現れた〝闇〟にハンドルを取られ、一人娘グラツィアは夜の闇へと投げ出されてしまう。大事故にもかかわらず、まるで何事も無かったかのようにグラツィアは無事だった。しかしグラツィアは自身に〝何かが〟起こったと感じていた。同じ夜遅く、死神がランベルティ公爵の元を訪ねる。ひとり孤独に死せる魂を〝あちら側〟へと導き続けることに疲れ果てた死神は、2日間の休暇を公爵一家とともに過ごすことにしたのだが…。