宝塚宙組9カ月ぶり公演 昨年娘役が急死も追悼コメント一切なし

AI要約

宝塚歌劇団の宙組公演が昨年9月以来の約9カ月ぶりに再開。トップスター芹香斗亜を中心とした特別ショーのみの公演となった。

公演前に村上浩爾理事長がお詫びのコメントをし、追悼の言葉はなかった。終演後には芹香もあいさつし、観客からスタンディングオベーションを受けた。

観客の反応は賛否両論。一部の観客は暖かい雰囲気を楽しんだが、他のファンは劇団員の死に対し責任を求める声もあった。

宝塚宙組9カ月ぶり公演 昨年娘役が急死も追悼コメント一切なし

 昨年9月に宙組娘役が急死して以来、公演が行われていなかった宝塚歌劇団の宙組公演が20日、兵庫・宝塚大劇場で約9カ月ぶりに再開した。

 トップスター芹香斗亜を中心にしたショーのみの特別公演。上演前に村上浩爾理事長が舞台袖から登場し「大変ご心配とご迷惑をおかけしました」などと陳謝したが、追悼のコメントは一切なかった。

 終演後は組長の松風輝に続き、芹香もあいさつ。「長きにわたりご心配をおかけいたしました」などと話すとスタンディングオベーションになったという。

 観客の反応はさまざま。京都市の50代女性は「温かい雰囲気が上乗せされていた」。ファン歴60年という80代の女性は「劇団員の死を軽く見てはいけない。誰かが責任を取るべきでは?」と憤りを隠せなかった。