野に放たれた猛獣・瀬戸熊直樹、窮地からアガリラッシュで首位通過「結果が出て良かった」2位通過は岡田紗佳/麻雀・Mトーナメント

AI要約

Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選1stステージJ卓が開催され、瀬戸熊直樹が首位通過。岡田紗佳も2ndステージに進出し、KADOKAWAサクラナイツ全員が勝ち上がった。

瀬戸熊は第1試合で逆転トップし、第2試合ではベテランらしい打ち回しで2ndステージ進出を果たした。試合後、瀬戸熊はファンの盛り上がりを感じながら、緊張した戦いを振り返り笑いを誘った。

「Mトーナメント2024」はMリーグの冠大会でプロ同士のトーナメントが行われる。予選は3ステージに分かれ、優勝者を決める。各団体からの推薦者も参加し、激しい戦いが繰り広げられる。

野に放たれた猛獣・瀬戸熊直樹、窮地からアガリラッシュで首位通過「結果が出て良かった」2位通過は岡田紗佳/麻雀・Mトーナメント

 ライバルからすれば、決して起こしてはいけない猛獣だっただろう。Mリーガー、各プロ団体推薦者が出場する「Mトーナメント2024」予選1stステージJ卓が6月17日に開催され、瀬戸熊直樹(TEAM雷電・連盟)が首位通過。終盤までラス目にいた第1試合でファンを沸かせる逆転トップ。第2試合はベテランらしい打ち回しで2ndステージへ進出した。2位通過は岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ・連盟)。これでKADOKAWAサクラナイツは4人全員が2ndステージへ駒を進めた。

 第1試合は東家から岡田、有賀一宏(最高位戦)、むく大樹(麻将連合)、瀬戸熊の並びで開始。南2局を迎えて瀬戸熊はラス目、8400点持ちで苦しんでいた。三元牌が揃ったこの局、發からポン、さらに数牌を2つ仕掛けてテンパイ、白と中のシャンポン待ちとすると、岡田から白が出てロン。レア役の白・發・小三元が決まり8000点のアガリだ。南3局も満貫をむくからアガり、オーラスは大接戦。南4局2本場、岡田から5800点(+600点、供託2000点)をアガって突き抜け、同3本場は七対子の2400点(+900点)でダメ押し。このゲームをトップで終了した。

 こうなればベテランの経験値が活きる。有賀、瀬戸熊、岡田、むくの並びで始まった第2試合は東2局に親満貫をツモ。これで通過がほぼ確実なものとなると、その後は好形でもきっちりダマテンでアガリを拾って局消化に尽力。岡田と共に2ndステージへ勝ち上がりを決めた。

 試合後、瀬戸熊は「今年の盛り上がりは去年以上だと思う。(ファンの)皆さんの声も大きいし、各団体から選ばれた方のモチベーションもみんな高い。恥ずかしくない麻雀を打とうと思って来たので、結果が出て良かったです」と、人気Mリーガーの一人としての責務を果たした戦いに安堵した。一方で、これまでチーム内で行われていた試合当日の「頑張ってください!」の連絡が自分だけ来なかったことを明かし、スタジオを爆笑の渦に巻き込む一幕も。視聴者も「せつないw」「熊さんどうして…w」「持ちネタ多いな熊w」「かわいそうw」と大笑い。試合の中でも外でも、瀬戸熊劇場に沸いた一日だった。

【第1試合結果】

1着 瀬戸熊直樹(TEAM雷電・連盟)3万8100点/+58.1

2着 有賀一宏(最高位戦)2万7600点/+7.6

3着 岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ・連盟)1万7700点/▲22.3

4着 むく大樹(麻将連合)1万6600点/▲43.4

【第2試合結果】

1着 岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ・連盟)5万7000点/+77.0

2着 瀬戸熊直樹(TEAM雷電・連盟)2万6600点/+6.6

3着 むく大樹(麻将連合)1万9700点/▲20.3

4着 有賀一宏(最高位戦)▲3300点/▲63.3

【最終結果】

1位 瀬戸熊直樹(TEAM雷電・連盟)/+64.7

2位 岡田紗佳(KADOKAWAサクラナイツ・連盟)/+54.7

3位 有賀一宏(最高位戦)/▲55.7

4位 むく大樹(麻将連合)/▲63.7

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mトーナメント プロ麻雀リーグ「Mリーグ」初となる冠大会で個人によるトーナメント戦。現Mリーガー36人と元Mリーガーやタイトルホルダーなどプロ5団体からの推薦者24人、計60人で行われる。Mリーグの昨シーズン優勝チーム所属の4選手は、予選2ndステージからシード出場となる。全試合「Mリーグルール」で行われ、予選は1stステージ、2ndステージ、ファイナルステージに分けて行われ、それぞれ2位までが次のステージに進出。セミファイナル(ベスト8)、ファイナルを経て優勝者を決める。

(ABEMA/麻雀チャンネルより)