GLAY、30周年記念「EXPO」キックオフコンサート 伝説の20万人ライブのセットリスト再現で感謝伝える

AI要約

GLAYがデビュー30周年を記念して開催した「GLAY EXPO 2024―2025」のキックオフコンサートが埼玉県所沢市で2日間にわたり開催され、6万人を動員した。

伝説の20万人ライブのセットリストを再現し、新曲も披露。メンバーからファンへの感謝の気持ちを伝えた。

ライブでは1999年の伝説ライブと同じように円形ステージからメンバーが登場し、25年前の記念ライブの様子を再現した。

GLAY、30周年記念「EXPO」キックオフコンサート 伝説の20万人ライブのセットリスト再現で感謝伝える

 4人組ロックバンド「GLAY」がデビュー30周年を記念して1年を通して開催する「GLAY EXPO 2024―2025」のキックオフコンサートが8日と9日に埼玉県所沢市のベルーナドームで開催され、2日間で6万人を動員した。ドーム会場でのライブは5年ぶりとなる。記念イヤーの初陣は「もう一度見たいツアー」としてファン投票で選ばれた、1999年の伝説の20万人ライブのセットリストを再現。新曲を交えた令和版として届け、ありったけの感謝の気持ちを伝えた。

 オープニング映像が流れ、3万人の手拍子が鳴り響く中、25年前の伝説ライブと同じように中央の円形ステージの白い巨大バルーンからTERU(53)、TAKURO(53)、HISASHI(52)、JIRO(51)が登場した。

 その伝説ライブとは、結成10周年の99年7月31日に千葉市の幕張メッセで開催した「GLAY EXPO ’99 SURVIVAL」。来場者は公称20万人で、単独アーティストによる有料コンサートとしては国内最多記録に。この記録は現在も破られておらず、このライブ以降、7月31日は「GLAYの日」としてメンバーやファンの記念日となっている。

 今年で30周年を迎え、一番大切にしているテーマ「EXPO」の冠を1年を通して表現することを宣言したGLAY。キックオフライブで再現してほしいステージをファン投票したところ、やはり1位に選ばれたのはこの20万人ライブだった。

 「ベルーナドーム! 愛し合っていこうぜ!」。TERUのシャウトが客席に興奮の波を巻き起こしていく。「HAPPY SWING」で始まったライブは「口唇」「グロリアス」と25年前と同じ曲順で進行。中盤ではTERUが「愛すべき皆さん一人一人に愛の歌を届けます」とファンへの感謝を込めて「HOWEVER」を届けた。

 リーダーのTAKUROも「このステキな夜を皆さんと一緒にいられてGLAYは幸せです」と感慨深げに語り、25年前について「メンバーが全員20代で、いろいろ分かっていない子どもだったけど、今はあの頃の思いが強く表現できるたくましいバンドになってここに帰ってきました!」と胸を張った。

 全26曲を届けたステージのアンコールでは、5月29日にリリースした30周年記念シングル「whodunit」でコラボレーションしたK―POPグループ「ENHYPEN」のJAY(22)がサプライズ出演し、同曲とGLAYの代表曲「誘惑」を一緒にパフォーマンス。JAYは「頼りになりすぎる先輩たちと一緒にできて勉強になった。僕もこの経験を生かして頑張ります」と流ちょうな日本語であいさつした。