3児のママ杏、「この日しかなくて、川っぺりで…」 主演映画『かくしごと』撮影後のエピソード明かす

AI要約

女優杏(38)が主演映画「かくしごと」の公開記念舞台あいさつに参加。映画のストーリーや役柄について語る。

奥田瑛二(74)は役作りのため認知症患者の施設を見学し、役になりきって演じたことを誇りに思う。

中須翔真(13)は完成した作品を見て感動し、涙する場面もあったと語る。壇上では撮影時の裏話も明かされた。

3児のママ杏、「この日しかなくて、川っぺりで…」 主演映画『かくしごと』撮影後のエピソード明かす

 女優杏(38)が8日、都内で主演映画「かくしごと」(関根光才監督)の公開記念舞台あいさつに共演の奥田瑛二(74)、中須翔真(13)らと出席した。

 認知症の父・孝蔵(奥田)の介護のため、田舎に戻った千紗子(杏)が、事故で記憶を失い虐待を受ける少年(中須)に母だと法に触れるうそをついて守るストーリー。

 杏は、千紗子役について「強い女性。正しいと思ったことをやりたい、守りたいと思ったこと、社会の通念を全部ひっくり返してやってのけた」と称賛。自身は「自分だったら途中でブレーキがかかると想像しながら、映画では思い切りできた。胸がすくところがあったかも」と手応え十分だった。

 一方奥田は、役作りのため北陸にある認知症患者がいる施設2カ所を見学。背中を限界まで丸める演技など役になりきり「十分、十二分に演じた役と信じてます」と満面に笑み。この日は役とは一変、赤いシャツを着こなして「今日はカッコ良くしてきました」。中須は、完成した作品を見て「内容は知っていた。それでもウルッときた。涙でぐちゃぐちゃでした」と語っていた。

 また壇上では、「今日明かせる撮影時の”かくしごと”」と題してトークも。杏は「川遊びのシーンの後 本当に子どもと川遊びしていた」と告白。私生活では双子の女児(8)と長男(6)がいる3児のママとあり「この日しかなくて、川っぺりでピクニックした」とママの顔で明かした。