小学館「セクシー田中さん」 芦原さん投稿について触れる 「責任の重圧を感じたのかもしれない」

AI要約

小学館は、昨年急逝した漫画家芦原妃名子さんと日本テレビドラマ「セクシー田中さん」の問題について調査結果を公表した。

調査報告書によると、芦原さんはドラマに関する投稿をしたことで脚本家に非難され、責任の重圧を感じた可能性が述べられた。

小学館はこの問題について慎重な意見がある一方で、芦原さんの投稿が炎上被害に対する反論であったことも指摘した。

 小学館は3日、昨年10月期放送の日本テレビドラマ「セクシー田中さん」原作者で漫画家の芦原妃名子さん(享年50)が急死した問題について、調査結果を公表。同社の芦名さんの投稿への対応について触れた。

 同社は公式サイト上に、PDF文書90枚の「特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ」とPDF文書1枚の「映像化指針」を掲載した。報告書には映像化までの経緯や芦原さんのこれまでの映像化された作品の詳細、本件の問題点などが記載されていた。

 報告書によると、芦原さんは1月26日にXとブログに「ドラマ『セクシー田中さん』について」と題する長文を投稿。事実関係と文章の内容も小学館と確認したうえで、第9話、第10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った経緯や事情を報告したという。

 小学館は、この芦原さんの投稿について「本件脚本家非難という事態を引き起こしたわけだが、投稿には慎重であるべきという意見はあり得るし、現にそのような考えを持った者もいた」と記した。その上で「芦原氏の投稿は、炎上被害に対する反論投稿であったが、思いがけず本件脚本家に批判が向けられたことについて、責任の重圧を感じたのかもしれない」とつづった。