電車とホームの隙間に友人が転落 ピンチ救った9歳に感謝状 

AI要約

京田辺シュタイナー学校3年の酒見巧人(たくと)さんが友人を電車とホームの隙間から救助し、感謝状を受けた。

友人が転落した際、酒見さんが冷静に対応し、リュックサックのひもを引いて友人を助け出した。

酒見さんは四条畷駅管区から感謝状を受け取り、「びっくりしたけど、落ち着いて助けることができた」と述べた。

電車とホームの隙間に友人が転落 ピンチ救った9歳に感謝状 

 駅で乗車する際に電車とホームの隙間に転落した友人を助けた、京田辺シュタイナー学校3年の酒見巧人(たくと)さん(9)=京都府京田辺市=に5月30日、JR西日本の四条畷駅管区から感謝状が贈られた。

 JR西によると、帰宅中だった酒見さんは5月9日午後3時10分過ぎ、JR学研都市線の同志社前駅(京田辺市)のホームで、友人たちと快速電車(7両編成)に乗ろうとした。その際、友人の1人が電車とホームの隙間に転落。リュックサックがホーム上に引っかかり、胸のあたりまで隙間に入って宙に浮いた状態になったという。

 酒見さんはすぐにリュックサックのひもを持ち、友人の体をホームに引っ張り上げて救助した。

 四条畷駅管区の村田大典・管理駅長から感謝状を手渡された酒見さんは「ありがとうございます」と笑顔を見せた。友人が転落したことに「びっくりしたけど、落ち着いて助けることができた」と振り返った。(瀬戸口和秀)