観光公害対策の直行バス 運賃2倍の土日・祝日運行 京都市

AI要約

京都市は観光客増加によるオーバーツーリズム(観光公害)対策として急行バス「観光特急バス」を運行開始。

土日・祝日や繁忙期のみ運行し、通常バスの2倍の運賃で京都駅から主要観光地に直行。

混雑や渋滞解消のために導入された観光客向け急行バスで市バスとのすみ分けを図る。

 京都市は1日、観光客の増加で住民生活や環境に影響を及ぼすオーバーツーリズム(観光公害)対策として、京都駅から主要観光地に直行する急行バス「観光特急バス」の運行を始めた。

 土日・祝日、お盆期間や年末年始のみ運行。運賃は大人500円(子ども250円)で、通常の市バス均一区間(230円)の約2倍に設定した。

 急行バスは京都駅を出発し、清水寺や祇園、銀閣寺などに停車する。同市内では、観光客が市バスに殺到し、混雑や渋滞が深刻化。観光客向けバスの導入により、通常路線とのすみ分けを図る。