「台風2号」発生 梅雨前線刺激で大雨おそれ 関東・東北も寒冷渦で来週雨に 雨・風シミュレーション6月1日（土）～6月5日（水）【台風情報2024】（31日午後7時更新）
台風2号による沖縄および南西諸島での雨の影響
寒気を伴った低気圧による東日本での大雨のおそれ
梅雨前線と台風2号が大気不安定化を引き起こす可能性
南シナ海の熱帯低気圧が台風2号になりました。台風2号の影響で沖縄など南西諸島を中心に雨が強まる予想です。また、寒気をともなった低気圧の影響で、東北や関東など東日本でも2日から4日ごろを中心に大雨のおそれがあります。
6月1日（土）～6月5日（水）雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
31日午後6時現在、台風2号は南シナ海にあって、時速15キロ北へ進んでいます。中心気圧は998ヘクトパスカル、最大瞬間風速は25メートルです。
台風2号は、1日午前6時には中国大陸の南を北に進み、1日午後6時には熱帯低気圧に変わる予想です。
台風2号と熱帯低気圧が、沖縄から奄美地方付近に南下する梅雨前線を刺激して、梅雨前線の活動を活発化させる可能性があります。梅雨前線に湿った空気が流れ込むことで、沖縄や奄美地方を中心に大雨となるおそれがあります。
雨・風シミュレーションでは、1日から3日にかけて沖縄から奄美地方にかけて雨雲がかかる予想です。2日から3日にかけても沖縄本島や八重山地方、宮古島地方を中心に発達した雨雲がかかる予想です。
2日から5日は上空5500mに寒気を伴った低気圧「寒冷渦」が流入し、関東や東北を中心に本州で強い雨が予想されているエリアもあります。上空5500mの寒気は東北地方でマイナス18度以下、関東地方でマイナス15以下で、大気の状態が不安定になります。雨・風シミュレーションでは、2日から4日にかけて、東北や関東を中心に東日本で雨が降り、東北では強い雨が予想される時間帯があります。落雷、突風、ひょう、急な強い雨のおそれがあります。
今後の気象情報に注意してください。
