政府、困難抱える子への支援強化 24年度「こどもまんなか計画」

AI要約

政府が2024年度の「こどもまんなか実行計画」を決定し、貧困やいじめを抱える子どもへの支援強化が柱となることが明らかになった。

具体的には、ヤングケアラーや医療的ケア児の支援強化、低所得世帯の子ども向けの学習サポートや施設整備が盛り込まれた。

また、誕生前から青年期までの3段階に分けた政策の整理も行われた。

 政府は31日、こども政策推進会議(会長・岸田文雄首相)を官邸で開き、貧困やいじめといった困難を抱える子への支援強化を柱とした2024年度の「こどもまんなか実行計画」を決定した。大人に代わり家族を世話する「ヤングケアラー」の実態調査や、日常的に介助が必要な「医療的ケア児」を保育所で受け入れる体制の整備を盛り込んだ。

 塾などに通えない低所得世帯の子どもを対象に児童館や公民館での学習のサポート、「道の駅」に24時間利用可能なベビーコーナーや妊婦向け優先駐車スペースを設置することも明記した。

 他に誕生前から青年期を3段階に分け、関係省庁ごとの政策を整理した。