穴を複数開けられた「コンビニ富士」の黒い幕、強度が高いものへの変更検討…色替えも検討

AI要約

富士山を撮影する外国人観光客のマナーが悪化しているため、山梨県富士河口湖町が眺望を遮る黒い幕に穴が開けられたことに対応するため、より強度の高い幕への変更を検討している。

カッターや穴あけなどの悪質な行為があることから、幕の素材強度向上と色の変更も検討されている。

穴が次々と開けられる中、町側は幕の修復と警告表示に努めている。

 富士山を撮影する外国人観光客のマナーが悪化しているとして、山梨県富士河口湖町が「ローソン河口湖駅前店」前に設置した眺望を遮る黒い幕に複数の穴が開けられたことを受け、渡辺英之町長は30日、強度が高い幕への変更を検討していることを明らかにした。

 渡辺町長は「(幕の設置で)人流が少なくなり、安堵(あんど)している」と評価。「穴を開けたり、カッターで切ったりといった行為はあるのかなと考えていた」と述べ、より強度の高い素材の活用を検討するとした。また、「黒い幕はイメージが良くない」として、青や緑、茶、銀などへの色の変更も検討するという。

 町都市整備課によると、穴は幕の設置翌日には確認され、日に日に増加。27日には、直径1センチ大の穴が約10か所開いていた。職員が巡回の際に穴を修復するとともに、「DON’T TOUCH」と表示した。