【逃走中】タクシーで客が運転手に“拳銃”発砲 腹部から出血…未明の住宅街に防災無線「安全のため施錠を」埼玉・川口市

AI要約

埼玉県川口市でタクシー運転手が銃撃を受ける事件が発生。犯人は金を要求し発砲して逃走。運転手は病院に搬送されたが意識はあり。周辺住民は恐怖を感じている。

タクシー会社によると、事件当時は都内からの乗客を運んでいた。犯人は50代から60代の短髪の男だと推定されており、警察が行方を追っている。

警察は強盗殺人未遂事件として捜査を行っており、周辺住民は不安を募らせている。

【逃走中】タクシーで客が運転手に“拳銃”発砲 腹部から出血…未明の住宅街に防災無線「安全のため施錠を」埼玉・川口市

29日午後11時40分ごろ、埼玉県川口市で「タクシー運転手が出血している。銃で撃たれたと言っている」と110番通報が入りました。

警察によると、客として乗車したとみられる男が、停車したタクシーの車内で、70代くらいの運転手の男性に対し「金を出せ」などと脅し、拳銃のようなものを発砲し、逃走。

現在も行方がわかっていません。

運転手の男性は腹部から血を流し病院に搬送されましたが、意識はあり、搬送時に会話はできたということです。

30日の午前2時過ぎには、未明にもかかわらず町の防災無線から「犯人は逃走していることから 安全のため在宅中でも玄関・窓等を施錠するなどし、不審者を見かけた際は、直ちに110番通報をお願いします」と注意を呼びかけるアナウンスが。

現場となったのは、JR川口駅から北に400mほどの場所。周辺には小学校や幼稚園もある、閑静な住宅街です。

現場には、ライトがついたままのタクシーが。

料金の支払時に事件が起きたのでしょうか、「支払い」の文字が表示されています。

周辺住民:

怖いですよね、拳銃。もし発砲されたら怖いなって思います。

周辺住民:

(事件発生当時)仕事していて、発砲とか音はなかったんですけど、アナウンスみたいなものが聞こえて。早く捕まってほしいです。

被害に遭ったタクシーのタクシー会社は、客を乗せ都内から川口に向かったと思われると話しており、逃げた男は長袖を着ていて、50代から60代くらいの短髪だということです。

元神奈川県警 捜査一課長 鳴海達之氏:

発砲するということは、当然必要のないことなんです。お金が目的だとしても、発砲したということは意志を持って撃ったのか、誤って(引き金を)引いてしまったのか。

いずれにしても、拳銃を持っているわけですから、何かしらの目的があって持つわけですから、タクシーに乗ったということは、拳銃を使ってでもお金を奪い取ろうという目的があったのだと思います。

(移動の)距離的にそんなに離れていないので、最初からタクシーを狙って金品を強奪しようというふうに思っていたんだろうと。

警察は強盗殺人未遂事件として行方を追っています。

(「めざまし8」5月30日放送より)