下村元文科相 SNS発言「徹底的に戦う」真意とは

AI要約

下村博文元文部科学大臣が自民党の裏金事件で受けた処分について岸田総理のリーダーシップを求める発言を行った。

下村氏は真相解明を求め、自民党の危機感の欠如や早期の解散総選挙に慎重な姿勢を示した。

また、森元総理の派閥への影響力に批判的な意見も述べられた。

下村元文科相 SNS発言「徹底的に戦う」真意とは

自民党の裏金事件で「党員資格停止」処分を受けた下村博文元文部科学大臣が28日、BS日テレ「深層NEWS」に出演し、「岸田総理がリーダーシップをとって真相解明してもらわないと納得いかない部分がある」などと述べました。

下村氏は「党員資格停止1年」の処分を受けたことについて、「真相解明してない中で処分を決めているのは恣意的だと思わざるを得ない」「もう終わった話ではない」と党が真相解明をするよう改めて求めました。

また先日、自身のFacebookで『徹底的に戦います』と投稿した真意について問われると、「戦う政治家と戦わない政治家がいる。自民党に危機感がなく『現状維持政党』になっていることが問題だ」「岸田首相はまだ戦っていない。言葉だけで、国民から見て何も変わってないと見られていると思う」と述べました。

早期の解散総選挙については、「自民党を自滅させるような間違った判断をしないでほしい」「総裁選直後の解散総選挙はあり得ない」とけん制しました。

一方、森元総理の派閥への影響力については、「派閥の運営は現職の国会議員が決めるべき」と苦言を呈しました。