逮捕の家族ら、殺害示唆 「脅された」警察に相談も 多摩川男性遺棄

AI要約

元交際相手の西高舞容疑者と家族ら5人が逮捕された事件で、捜査関係者によると一部の容疑者が原唯之さんの殺害をほのめかす供述をしていることが判明した。

事件の経緯を捜査中の神奈川県警が明らかにし、原容疑者と舞容疑者の間に複数のトラブルがあったことが分かった。

原容疑者は動画配信活動中に舞容疑者や家族を批判する発言をしており、金銭関係やトラブルが事件の背景にある可能性が高い。

 東京都大田区の多摩川に昨年12月、原唯之さん=当時(46)=の遺体が入ったスーツケースを遺棄したとして、死体遺棄容疑で元交際相手の西高舞容疑者(32)と家族ら5人が逮捕された事件で、5人の一部が原さんの殺害をほのめかす供述をしていることが28日、捜査関係者への取材で分かった。

 

 舞容疑者が大田区で家族と暮らしていた昨年、母親の美保容疑者(51)が、「娘がネットで知り合った彼氏に脅されている」と警察に相談していたことも判明。原さんと舞容疑者の間には複数のトラブルがあったといい、神奈川県警は事件に至った経緯を調べている。

 捜査関係者によると、舞容疑者は昨年9月、交際していた原容疑者から暴言を吐かれたとして愛知県警に相談。その後、美保容疑者は地元の警察署に「娘が脅されている」「自宅にも押し掛けるかもしれない」と相談したという。

 原さんは動画の生配信活動をしていたが、動画の中で舞容疑者や家族を批判する発言をしていた。県警は、金銭関係や動画配信をめぐるトラブルなどが事件の背景にあったとみている。