式部の恋、雨にしっとり…京都・三室戸寺に「アジサイ・アート」

AI要約

京都府宇治市の三室戸寺で開催された「アジサイ・アート」では、NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部が書いた源氏物語宇治十帖のヒロイン、浮舟ゆかりの地をテーマにしたアジサイ展示が行われた。

800鉢の4色のアジサイが配置され、「紫式部と道長の恋」を表現しており、赤いハートが道長を象徴している。訪れた人々は美しいアジサイに感動している。

展示は6月1日までで、拝観料は一般1000円。アートと自然が融合した素敵な空間で、歴史と物語を感じることができる。

 「花の寺」で知られる京都府宇治市の三室戸寺で27日、「アジサイ・アート」が登場した。NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部が書いた源氏物語宇治十帖(じゅうじょう)のヒロイン、浮舟ゆかりの地であることにちなみ、4色のアジサイ800鉢で「紫式部と道長の恋」を表現した。

 石段近くの参道(縦10メートル、横6メートル)に赤、青、白、紫のアジサイを配置し、扇子で顔を隠した紫式部の後ろ姿を表現。赤いハートは道長を表している。八幡市の会社員の女性(44)は「雨にしっとりと咲くアジサイが奥ゆかしくて美しいですね」。

 6月1日まで公開する予定で、受け付けは午前8時~午後3時40分。拝観料は一般1000円。