林芳正官房長官が1500人規模の集会計画 事務所「収益性ない」

AI要約

山口県下関市で林芳正官房長官の後援会が主催する1500人規模の集会が計画されている。

林氏は政治資金パーティー問題で辞任した松野博一衆院議員の後任として就任し、自民県連が祝賀会を中止した過去がある。

集会は解散総選挙前に地元入りする林氏の帰郷を記念するもので、4000円の会費で開催される。

林芳正官房長官が1500人規模の集会計画 事務所「収益性ない」

 林芳正官房長官の地元・山口県下関市で7月21日、林氏を囲む1500人規模の集会が計画されていることが関係者への取材で判明した。集会は「文月の集い」と題して林氏の後援会が主催。会費は4000円で、林氏の地元事務所は「政治資金パーティーではなく収益性もない。開催に問題はない」としている。

 林氏は、自民党派閥の政治資金パーティー問題で官房長官を辞任した松野博一衆院議員の後任として2023年12月に就任。24年1月に自民県連が山口市で官房長官就任祝賀会を計画したが、「林氏の日程の都合」で中止された。会費は5000円、参加者は200人規模の予定だった。

 7月の集会を案内するため後援会が支援者らに送った文書には「解散総選挙前に地元入りの(できない)可能性が危ぶまれておりましたが、この度7月に帰郷が許されたそうです」と記されていた。自民県連の関係者は取材に対し「国政報告会という位置づけではないか。会費が4000円であれば問題ない」と話した。【脇山隆俊、柳瀬成一郎】