5カ月間に7割が発症 紅こうじサプリ健康被害

AI要約

小林製薬の「紅こうじ」サプリメントを巡る厚生労働省と大阪市の調査結果が公表された。大阪市が分析した2050人のうち、7割以上が2023年11月から24年3月までの5カ月間に健康被害を発症。

発症した人の症状の内訳は、倦怠感が最も多く、次いで手足のむくみ、食欲不振、嘔吐、体の痛みの順に報告された。

情報の収集には、各自治体の保健所への報告や小林製薬の情報が活用され、市は保健所からの情報を分析している。

 小林製薬(大阪市)の「紅こうじ」サプリメントを巡る問題で、厚生労働省と大阪市は24日、健康被害の調査状況を公表した。大阪市による2050人の分析では、発症月が分かる1467人のうち、2023年11月から24年3月までの5カ月間に約7割が発症していた。

 各自治体の保健所に寄せられた情報や、小林製薬の報告を基に大阪市が各地の保健所から収集した情報を分析した。

 市によると、症状で最も多かったのは倦怠感で67%。次いで手足のむくみ29%、食欲不振19%、嘔吐17%、体の痛み15%の順だった。