「壁リフォームで恒久的な防水機能」…虚偽告げる違法な訪問販売で大阪の業者停止命令

AI要約

住宅のリフォームを巡り、消費者庁が違法な訪問販売を行った会社に対し業務停止命令を出した。

虚偽告知を行い、全国の消費生活センターに多数の苦情が寄せられた。

被害額は平均約130万円で、関連企業も一部業務停止命令を受けた。

 住宅のリフォームを巡り、違法な訪問販売を繰り返したとして、消費者庁は23日、住宅リフォーム会社「NEXT STORIES」(大阪市)に特定商取引法違反(不実告知など)で18か月の一部業務停止命令を出したと発表した。同社の60歳代の社長にも18か月の一部業務禁止を命じた。

 また、同社と連携して業務を行っていた神戸市の4社にも6~18か月の一部業務停止命令を出した。命令はいずれも22日付。

 発表によると、NEXT社などは2020年1月以降、「コンクリート壁をリフォームすれば恒久的な防水機能を得られる」などと虚偽を告げて訪問販売を行うなどした。全国の消費生活センターには同月以降、同社などへの苦情が計592件寄せられ、平均契約額は約130万円だった。