「ウクライナ支援は日本の安全保障への投資」 国際政治学者グレンコ・アンドリー氏が講演 京都「正論」懇話会

AI要約

ウクライナ侵略問題に関する国際政治学者の講演会が開催された。

ロシアの意図や歴史を踏まえて、戦争をやめることは困難であり、各国からの武器提供が必要であると強調。

ウクライナ支援は世界の秩序維持に貢献し、日本の安全保障にも関わるとの主張がなされた。

「ウクライナ支援は日本の安全保障への投資」 国際政治学者グレンコ・アンドリー氏が講演 京都「正論」懇話会

京都「正論」懇話会の第74回講演会が23日、京都市東山区のハイアットリージェンシー京都で開かれ、ウクライナ人で国際政治学者のグレンコ・アンドリー氏が「ロシアのウクライナ侵略で問われる日本の覚悟」と題して講演した。

グレンコ氏は、ロシアは旧ソ連のウクライナを自国の一部だと認識していると指摘。領土拡大を続けてきた歴史などを踏まえ、ロシアの意志で戦争をやめることはあり得ないとした。その上で「戦争を終わらせる唯一の手段は各国からの武器の提供だ。武器がなくては、総力戦でかかってくるロシアに勝てない」と強調した。

ウクライナが敗れれば世界の秩序が崩壊し、日本も巻き込まれると主張。「ウクライナ支援は自分たちの安全保障への投資にもなる」と訴えた。