生まれは「県庁ベランダ」です…ハヤブサのヒナ3羽が石川県庁で孵化

AI要約

石川県庁の高層階ベランダにてハヤブサの巣で3羽のヒナが孵化したことが発表された。

ハヤブサは海岸近くの断崖に巣を作る習性があり、金沢港近くの県庁舎で営巣を続けている。

今年は3月に卵が産まれ、4月下旬にヒナが誕生したとして、県職員が巣の管理に努めている。

 石川県自然環境課は、県庁高層階のベランダにあるハヤブサの巣でヒナ3羽が生まれたと発表した。県庁でのハヤブサの孵化(ふか)は11年連続となる。

 同課によると、ハヤブサは高いところから小鳥などの獲物を探すため、海岸近くの断崖に巣をつくる習性がある。県庁舎での営巣は2005年から確認されており、金沢港まで2キロほどの場所に位置し、周辺地域でひときわ高い建物であることが、巣作りの条件に合うと考えられるという。

 今年は3月に卵が産まれ、4月下旬にヒナが誕生していることを県職員が確認した。同課では、巣があるベランダに砂をまき、近くの窓のブラインドを下ろして、ストレスを与えないようにしている。