闇に浮かぶ光の回廊 大阪・関西万博の大屋根「リング」が試験点灯

AI要約

2025年大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲で、シンボルとなる大屋根「リング」の一部が試験点灯され、幻想的な雰囲気が演出された。

リングは世界最大級の木造建築物になる予定であり、万博の理念を象徴している。

完成は9月末に予定されており、点灯されたリングは光の回廊として美しい姿を見せた。

闇に浮かぶ光の回廊 大阪・関西万博の大屋根「リング」が試験点灯

 2025年大阪・関西万博の会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)(大阪市此花区)で21日夜、シンボルとなる大屋根「リング」の一部がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれた。開幕後を想定した試験点灯で、報道陣に初めて公開された。

 1周約2キロ(高さ12~20メートル、幅30メートル)のリングには、計約2万6000立方メートルの木材を使用。「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表し、完成すれば世界最大級の木造建築物になる。現状は9割方出来上がっており、9月末に一つにつながる予定だ。

 この日は午後7時半から、北東部の一角を約130メートルにわたって点灯。リングの内側に明かりがともされると、闇の中に光の回廊が浮かび上がった。【東久保逸夫】