ゆうちょ銀行の元部長が金庫から4000万円不正に持ち出し懲戒解雇 富山・高岡市

AI要約

ゆうちょ銀行の高岡店の部長が金庫から4000万円を不正に持ち出し、懲戒解雇処分を受けた事件が起こりました。

男性は遊興費が欲しかった理由で現金を持ち出し、後に全額返却したと認めています。

ゆうちょ銀行は男性を解雇処分にし、警察に被害届を提出。再発防止に努める姿勢を示しています。

 ゆうちょ銀行は富山県の高岡店に勤めていた50代の部長が、今年3月に店の金庫から現金4000万円を不正に持ち出したとして懲戒解雇処分としました。

 ゆうちょ銀行によりますと、高岡市にある高岡店の金融サービス部長だった50代男性は、休日の土曜日だった今年3月9日に店の金庫の鍵を開け現金4000万円を持ち出したということです。翌日再び金庫を開け、2000万円を戻しましたが、週が明けた月曜日に別の職員が2000万円がないことに気づきました。

 男性は社内調査で持ち出したことを認め、残りの2000万円もすでに全額返却しています。「遊興費が欲しかった」と話しています。

 ゆうちょ銀行はこの男性を3月末に懲戒解雇処分とし、警察に被害届を提出しています。発表に時間がかかったことについてゆうちょ銀行は「ほかに被害がないことを確認した。遅くなったことはおわびしたい」として再発防止に努めるとコメントしています。