パブリックトイレから考える「都市空間を生きる」ということ

AI要約

「トイレ」は生物として根本の営みとプライバシーや安全が密接に関わる場所だ。それが公共空間に置かれるなら、本当に「だれでも使えるトイレ」にする必要がある。

パブリックトイレの再考は、利用者属性をあらかじめ想定した既成概念による設えでは充分でない。時代と共に拡大する需要と建築・都市空間の制約の間で調和を図る必要がある。

パブリックトイレは、広義には様々な場所を示し、都市の共有地として誰もが利用できる権利を持つ。都市の資源やサービスへの平等なアクセスを実現するためには、過去の意思や現実による制約との闘いが必要だ。

パブリックトイレから考える「都市空間を生きる」ということ