住宅4軒が流される 家族見守る中…懸命の捜索活動 石川・輪島市

AI要約

能登半島での記録的な豪雨による被害が相次いでいる中、捜索活動が行われていた現場からの報告。

石川県輪島市久手川町の住宅跡から1キロ下流で捜索活動が行われ、行方不明者の捜索が進められていた。

捜索活動中に1人の成人男性の遺体ががれきの中から見つかり、身元の特定が進められている。

記録的な豪雨に見舞われた能登半島では川の氾濫や土砂災害などの被害が相次いでいます。先ほどまで捜索活動が行われていた現場から報告です。

 (藤井友里記者報告)

 石川県輪島市久手川町の住宅があった場所からおよそ1キロ下流に下った塚田町です。

 上流から流れてきた屋根や柱、木などが橋に引っ掛かり止まっています。

 こちらでは22日昼ごろから警察、消防、自衛隊による行方不明者4人の捜索活動が行われていました。

 捜索はスコップやチェーンソーを使って手作業で少しずつ進められ、1時間ほど前に終了しました。

 この様子を行方不明になっている中学3年生の喜三翼音さんの両親が祈るようにじっと見つめていました。

 父の鷹也さんは「翼音の名前を何度も呼んだ。早く会って抱きしめたい」と話していました。

 こうしたなか、午後1時半ごろ、1人の成人男性の遺体ががれきの中から見つかりました。警察は身元の特定を進めています。

 こちらでは23日も引き続き捜索活動が行われる予定です。