被害者家族ら「真剣に考えて救出を」 拉致問題考える集会 さいたま市

AI要約

北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会が開かれ、家族が政府に救出を訴えました。

田口八重子さんの長男らが集会に出席し、再会の希望を訴えました。

飯塚さんは政府の対応に落胆し、次の総理に真剣な対応を求めました。

北朝鮮による拉致問題の解決を訴える集会が開かれ、家族が「真剣に考えて救出してほしい」などと政府に訴えました。

21日、さいたま市で開かれた集会には、拉致被害者・田口八重子さんの長男の飯塚耕一郎さんらが出席しました。

田口八重子さんの長男・飯塚耕一郎さん(47)「やはり時間がありません。大事なことは拉致被害者の家族、親の世代と健康なまま再会できること。(政府には)真剣に考えて救出していただきたいと考えております」

飯塚さんはまた、岸田首相がこれまで、日朝首脳会談の実現に向け「総理直轄のハイレベルで協議を進めていく」と繰り返し説明してきたものの解決の道筋が見えなかったことについて、「落胆がぬぐえない」などと語りました。次の総理には、「拉致問題に真摯に取り組み、すべての被害者の即時一括帰国を実現してほしい」などと、解決に向け対応を急ぐよう求めました。