「今一度、被災地に思いを」北野天満宮で能登半島支援のチャリティー茶会 京都青年会議所

AI要約

北野天満宮で行われた復興支援チャリティー茶会に約250人が参加し、被災地支援の思いを共有した。

茶道同好会・青松会が主催し、地震で割れた金沢の陶器や特製の和菓子が用意され、和やかな雰囲気に包まれた。

参加費や募金による収益金は被災地に寄付される取り組みで、未来に向けた支援の輪が広がることを願っている。

「今一度、被災地に思いを」北野天満宮で能登半島支援のチャリティー茶会 京都青年会議所

京都市上京区の北野天満宮で20日、能登半島地震の復興支援のチャリティー茶会が開かれ、約250人の市民らが被災地に思いを寄せる一服の茶を楽しんだ。

京都青年会議所の茶道同好会・青松会などが主催。菅原道真を祭神とし、災難厄除祈願で知られる北野天満宮の協力で、普段は非公開の「風月殿」で催された。

床には裏千家11代玄々斎(げんげんさい)筆の軸「国土安穏(あんのん)」が掛けられたほか、地震で割れた後に修復された金沢「大樋焼(おおひやき)」の花入や茶碗を現地から取り寄せて飾り、復興への願いを託した。

菓子は同好会メンバーの老舗4店が「希望の灯(とも)し」をテーマに創作。趣向を凝らした和菓子が登場すると会場は和やかな雰囲気に包まれた。

京都青年会議所の伊住公一朗理事長(37)は「震災から半年以上が過ぎ、今一度被災地に思いを向ける機会になれば」。松永卓也副理事長(40)は「市民の皆さんにも広く参加していただくお茶会は初めて。お茶の魅力を伝えるとともにこれからも皆で被災地に心を寄せていきたい」と話した。

参加費のほか募金箱を設置し収益金は被災地に寄付される。(山上直子)