田崎史郎氏 小泉進次郎氏が企業献金との決別に言及できなかった理由明かす

AI要約

政治ジャーナリストの田崎史郎氏が、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演し、党総裁選に名乗りを上げている候補者や政治とカネの問題について言及した。

総裁選に名乗りを上げている候補者が8人おり、上川陽子外相が出馬に必要な推薦人を確保したとして会見を予定している。一方、斎藤健経済産業相や野田聖子元総務相の出馬は困難との見方が広がっている。

田崎氏は、政治とカネの問題に関して安倍派や二階派の裏金疑惑に焦点が当たると指摘し、党内での対応の違いについて述べた。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。党総裁選(9月12日告示、27日投開票)について言及した。

 総裁選に名乗りを上げているのは8人。上川陽子外相(71)は陣営の会合で出馬に必要な推薦人20人を確保したと明らかにし、11日に会見を行う予定で、斎藤健経済産業相(65)野田聖子元総務相(64)の出馬は困難との見方が広がった。

 この日は8人それぞれの主張や政策について特集。「政治とカネ」の問題について、田崎氏は「焦点が当たるのは安倍派、二階派の裏金をもらっていた人たちにどう対応するのかというところ」と指摘。「根本的な違いが出るのは一事不再理の原則を重くみるか、みないかの違い」だとした。

 続けて「重く見る人たちは、自民党として処分を決めて判決を出しているのだから覆すことはされないと考える」と説明。また、林芳正官房長官について「慎重派。官房長官をやられて4月の決定時点で政権側から見ているので、オーソドックスな対応しかできないということ」と話した。

 また、小泉進次郎元環境相(43)に「企業団体献金が悪くて、個人献金が良いという線引きができないというお話だった。個人からお金もらうのと、企業からもらうのとでは、『企業からもらえない』と言いづらいと言っていた」と明かした。