ロス五輪採用競技、徳島で 障害物レースのコース開設

AI要約

2028年ロサンゼルス五輪で採用される障害物レースの公式コースが、徳島県吉野川市にオープンし好評だ。

国際基準のコースは国内初で、テレビの人気番組「SASUKE」を参考にした競技は若年層に人気があり、各地から利用者が訪れる。

コースを手がけたのは、吉野川市で建設会社を経営する松島光作さん(39)。建設会社を経営する若手経営者が競技の普及・発展を願っている。

 2028年ロサンゼルス五輪で採用される障害物レースの公式コースが、徳島県吉野川市にオープンし好評だ。国際基準のコースは国内初。テレビの人気番組「SASUKE」を参考にした競技は若年層に人気があり、各地から利用者が訪れる。10月には第1回日本選手権の開催を予定する。建設した地元の若手経営者は、競技の普及・発展の拠点にと願う。

 障害物レースは、約100メートルのコースに設置された雲梯や高さ4メートルの反り立つ壁をはじめ、12の障害物を乗り越えタイムを競う。走る、跳ぶ、登るといった複合的な要素があり、近代五種の馬術に代わって新たに採用が決まった。

 コースを手がけたのは、吉野川市で建設会社を経営する松島光作さん(39)。父清照さん(66)が昨年3月、日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)の役員を務める友人からコース設置の相談を受けたのがきっかけだった。「日本初になれるなら」と、資材置き場だった土地を借りた。

 今年4月の開設時にはデモ大会を開催。招かれた世界記録保持者らがトップレベルの技術を披露した。