特定抗争指定暴力団トップ2人を不起訴「絆會」会長と「池田組」組長 大阪地検「公判を維持できる証拠が揃わなかった」

AI要約

特定抗争指定暴力団絆會の会長と池田組の組長が所有する土地と建物を担保にした金の貸し借りをめぐり、虚偽の登記を行い逮捕されたが、大阪地検は不起訴処分となった。

絆會の会長が組織本部事務所の担保にして池田組組長の親族から1億円を借りた際、女性の名前での抵当権設定に関して詐欺疑惑がかけられた。

しかし、大阪地検は公判を維持できる証拠が揃わなかったことを理由に不起訴処分とした。

特定抗争指定暴力団トップ2人を不起訴「絆會」会長と「池田組」組長 大阪地検「公判を維持できる証拠が揃わなかった」

 特定抗争指定暴力団「絆會」が所有する土地と建物を担保にした金の貸し借りをめぐり、虚偽の登記をしたとして今年7月に逮捕された暴力団の組長2人について、大阪地検は9月9日付で不起訴処分としました。

 特定抗争指定暴力団「絆會」の57歳の会長と、特定抗争指定暴力団「池田組」の79歳の組長は2020年2月、会長が所有する絆會本部事務所などの土地と建物を担保に、池田組組長の親族の女性から1億円を借りたことにして、女性の名前で抵当権を設定するウソの登記をしたとして、電磁的公正証書原本不実記録などの疑いで逮捕されていました。

 大阪地検は会長と組長の2人について、9月9日付で不起訴処分としました。不起訴の理由について、「公判を維持できる証拠がそろわなかったため」としています。