【9日(月)の天気】厳しい残暑おさまらず 九州で体温を超える暑さも 大気不安定も解消せず
厳しい残暑が続いており、猛暑日が続出していることから熱中症対策が必要。
九州を中心に9月史上最高の暑さが記録され、暑さが長引く見込み。
次の日も35℃以上の猛暑日が続出し、熱中症に注意が必要。また、各地で降雨や雷雨に警戒が必要。
厳しい残暑がおさまらない。あす9日(月)も東海から西を中心に35℃以上の猛暑日が続出し、むしろ暑さが増す所もありそうだ。油断せず、熱中症対策を心がけたい。大気の不安定な状態も続く見込み。東日本や東北は局地的な短時間の雨や雷雨に、南西諸島や西日本の太平洋側では断続的な雨、雷雨に警戒、注意が必要になる。
きょう(日)は、関東から西で35℃以上の猛暑日が続出し、佐賀と山口で36.4℃など九州を中心に9月史上一番の暑さになった所がある(午後4時現在)。今年は年間の猛暑日日数が過去最多になっている所が目立つが、きょう(日)はさらに更新した所がある。太宰府(福岡)では今年50日目の猛暑日になり、日本の歴代一位の記録をさらに更新した。今年の暑さはまだ長引きそうだ。
あす(月)は、東海から西を中心に35℃以上の所が続出し、福岡では13日ぶりに、名古屋は3日連続で猛暑日になる見込み。鷹巣(秋田)など東北でも猛暑日になる所がありそうだ。熊本は38℃、佐賀で37℃など、九州北部を中心に体温を超える暑さの所がある予想。あす(月)も9月としては記録的な暑さになる所がありそうだ。関東は35℃に届く所はなさそうだが、蒸し暑く、30℃を軽く超える所が多い見込み。まだ真夏の熱中症対策を心がけた方が良さそうだ。
また、関東から西では最低気温が25℃を下回らず、熱帯夜になる所が多い予想。東京都心も、3日連続で熱帯夜になる可能性がある。9月に入っても、夜の熱中症には注意したい。一方、東北北部や北海道は20℃を下回り、朝晩は涼しさを感じられそうだ。ただ、日中はカラッとしているが暑く、寒暖差に注意が必要になる。
あす(月)も朝から広い範囲で晴れるが、東日本や東北南部は大気の不安定な状態が続きそうだ。朝は関東北部を中心に、日中から夜にかけてはあちらこちらで雨や雷雨になり、局地的に激しく降る可能性がある。短時間の雨でも、道路の冠水や中小河川の増水などに注意が必要になる。
また、南西諸島は朝から、西日本太平洋側の山の南東側斜面でも、夕方以降は断続的に雨が降り、激しい雷雨になる所がある見込み。南西諸島では、強風や高波にも注意が必要だ。
（気象予報士・丸田絵里子）
