立憲民主党代表選で「ガチ論戦を」!枝野幸男氏参戦の狙いは?

AI要約

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2024年9月5日に公開された動画では、立憲民主党・枝野幸男衆院議員が代表選への立候補理由や危機感について語りました。

枝野氏は現在の政治情勢に危機感を持ち、自民党総裁選に対抗するため立憲民主党代表選を「ガチの論戦」と位置づけています。

また、30年間の経済政策や労働法制についても言及し、人間中心の経済を公約に掲げています。

枝野氏の政治姿勢や立候補理由には党の理念的共有や時代の変化への適応、政治制度の設計の必要性などが反映されています。

立憲民主党代表選で「ガチ論戦を」!枝野幸男氏参戦の狙いは?

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2024年9月5日に公開された動画ではゲストに立憲民主党・枝野幸男衆院議員をお招きし、立憲民主党の代表選に立候補を決意した理由について語っていただきました。

代表選への参戦は「ガチ論戦」に発展させるため!枝野氏の感じる危機感とは?

【このトピックのポイント】

・自民党総裁選はガチ!だからこそ、立憲民主党代表選でもしっかり論戦を!

・今は、マニフェストよりも理念やビジョンの共有が大切

・代表選を通じて広く党の政策を知らせたい

枝野氏のプロフィールは以下の通りです。

枝野氏は、1964年、栃木県宇都宮市生まれです。

大学卒業後、弁護士として働いていましたが、29歳の時に1993年衆院選に初当選。以降10回当選を果たされました。

その後、33歳で民主党政調会長、民主党政権下の2011年には46歳で史上最年少の内閣官房長官に就任し、若手時代から要職を駆け上ってきました。

「当時は、先輩方から同世代の若手が色んな場を与えていただいていた」といい、民主党が野党第一党となり、枝野氏が30代でもう一度政調会長を務めた際も4期生の岡田克也衆院議員、2期生の野田佳彦衆院議員がともに幹部に登用されました。「よく恐ろしいこんな体制組んだなと。よく自分も平気で受けたなと、今振り返ると思います」と当時の率直な思いを振り返りました。

立憲民主党代表選が9月7日告示・23日投開票の日程で実施されます。枝野氏は8月21日、他の候補に先駆けて出馬を表明しました。

MC鈴木邦和「代表選に立候補しようと、最終的に後押しとなったきっかけはあったんですか」

枝野氏はこの問いに対し2点あげました。

1つは、立憲民主党の代表選が自民党総裁選の時期と重なったこと、そして解散総選挙が総裁選後の年内にも実施されると予想されることがきっかけになりました。

枝野幸男氏「自民党の総裁選挙は激しいだろう。このときに立憲民主党の方が予定調和的なぬるま湯のことをやっていたのでは駄目だろうな。しっかりと論戦する、本格的な代表選挙にしなければならないとすると私の役割があるんじゃないか」

もう一つのきっかけは「民主主義あるいはこの国の未来に対する危機感」です。

枝野氏「30年、賃金が上がらない中で『アベノミクス』で10年ごまかしごまかしやってきたけど、この円安、物価高、株価の乱高下とかでごまかしきれなくなって、国民生活がかなり追い込まれている」「安倍総理が『アベノミクス』の政策を掲げて強いリーダーシップで国を引っ張っていたが、総理が亡くなられたことで国全体のタガが外れた。この中で、今回の裏金問題みたいなものも顕在化している」

こうした危機的状況だからこそ、立憲民主党が「ガチの選挙」をすることで、次の総選挙につながる勢いがつけられるとの狙いも語ります。

MC鈴木「皆さんが枝野さんに期待されてることをどう受けめていますか」

枝野氏「これまで党内や国会で訴え、実現しようとしてきたことで、この方向でこの国の社会を良くしていこう、という理念的な共有が大きいんじゃないかな」

MC鈴木「他の候補とのどこが違うと意識していますか?」

枝野氏はバブル景気崩壊後の30年間に進められてきた規制緩和や「小さな政府」は、結果的に「労働法制を緩和して、人を使い捨てにしてきた。これが時代に合わなくなっている」と主張。こうした認識が、今回の総裁選の公約に掲げている「人間中心の経済」につながっていると説明します。

枝野氏「立憲民主党を立ち上げるときも、『右でも左でもなく前へ』と決め台詞を使っていたんですが、歴史的な視点で、時代の変化を意識して訴えているつもりです」

MC鈴木「政治的な立ち位置で言うと『横軸』で保守かリベラルかっていうお話が出ますけど、そうではなくてむしろ『縦軸』の時間軸で今の時代に合った考え方、政治制度の設計に変えていかなきゃいけないという思いだということですね」