熱田神宮の玄関口に新施設 名古屋めしなど13店、街の活性化なるか

AI要約

熱田神宮の玄関口に新たな商業施設が開業した。13店舗が入り、名古屋めしを提供している。

施設は木造平屋建ての3棟で、今回は2棟が開業し、残る1棟は12月に開業する予定。

地元住民や観光客が訪れ、熱田神宮周辺の活性化に期待が高まっている。

熱田神宮の玄関口に新施設 名古屋めしなど13店、街の活性化なるか

 熱田神宮の玄関口に6日、新たな商業施設「あつたnagAya」が開業した。名古屋鉄道が名鉄神宮前駅(名古屋市熱田区)の西口で整備し、手羽先やあんかけスパといった「名古屋めし」など13店舗が入る。街を盛り上げる起爆剤を狙っている。

 同施設は木造平屋建ての3棟(延べ1100平方メートル)で、今回は2棟が第1期として開業した。残る1棟は12月の開業を予定しており計16店舗になる。

 熱田神宮のそばには商店が立ち並ぶが、にぎわいを失い、街の活性化が課題となっている。

 開業日の6日は、多くの来場者でにぎわっていた。幼少期から熱田神宮の近くに住む小鹿笑子(えみこ)さん(79)は「このあたりは寂しいところになっていたが、今日は人が多くてびっくりした。これから発展してくれたらうれしい」と語った。

 施設の近くでは、隣接する飲食店街「神宮小路」に施設の客が立ち寄る光景も見られた。瀬戸市から来た50代の女性は「こんな場所があるとは知らなかった。レトロで面白い」と話した。

 名古屋市も熱田神宮のそばにある熱田区役所南側の市有地(7千平方メートル)を活用して商業施設や住宅の複合開発や大型バスの駐車場を整備する計画を検討している。(米田怜央)