「知事から徹底的に調べてくれと」兵庫県・斎藤知事の“最側近”片山元副知事が「告発者を特定」の指示受けたと証言

AI要約

兵庫県知事のパワハラ疑惑に関する百条委員会で、知事から告発者特定の指示を受けた元副知事が証言。

元幹部が知事の指示により内部調査を行った経緯や、職員が第三者調査を進言したことが明らかに。

斎藤知事への2回目の証人尋問が午後に予定されている。

「知事から徹底的に調べてくれと」兵庫県・斎藤知事の“最側近”片山元副知事が「告発者を特定」の指示受けたと証言

兵庫県知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会で、告発した県の元幹部を聴取した元副知事が出頭し、告発者を特定するよう知事から指示を受けたと証言しました。

兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラなどの疑惑を告発された問題では、きのう、非公開の証人尋問で、県の職員が「知事が(告発者の)処分を急ぐよう指示した」などと証言したことが関係者への取材でわかっています。

きょうは午前10時ごろから百条委員会が開かれ、知事の最側近で疑惑を告発した元幹部を事情聴取するなどした片山安孝元副知事が出頭。当時の内部調査について、知事が指示を出したと証言しました。

片山安孝 元副知事

「(告発文書を)誰が出したのか、どういう目的で出したのか。知事から『徹底的に調べてくれ』と言われた記憶がある。総務部長が『パワハラは受け取り方の問題ですよね』と知事の前で言ったが、ただそれでも調査をと言われたので、引き下がってきて調査を」

さらに、職員が第三者による調査を知事に進言していたなどと証言しました。午後からは斎藤知事への2回目の証人尋問が行われます。