<独自>自民・加藤勝信氏、総裁選公約に所得倍増や給食費など負担ゼロ 10日出馬表明へ

AI要約

加藤勝信元官房長官が自民党総裁選挙に立候補し、ニッポン総活躍プランを掲げる意向を固めた。

政策として所得の倍増や賃上げ、国内投資の促進を公約として提示。政治資金改革にも取り組む姿勢を示す。

加藤氏は明治時代の御誓文や自身の大原則に学び、推薦人確保を進めている。

<独自>自民・加藤勝信氏、総裁選公約に所得倍増や給食費など負担ゼロ 10日出馬表明へ

自民党の加藤勝信元官房長官(68)は、自民総裁選(9月12日告示、27日投開票)で「ニッポン総活躍プラン」を掲げ、所得の倍増や賃上げ、国内投資の促進を公約として打ち出す意向を固めた。5日には立候補に必要な国会議員の推薦人20人の確保にめどをつけ、10日午前に出馬表明と政策発表の記者会見を行う予定だ。

加藤氏は、給食費・子供の医療費・出産費の負担ゼロを訴える。派閥パーティー収入不記載事件を受けた政策活動費の上限設定・使途公開も含む政治資金改革について、今年度内の法制化も目指す方向だ。

明治天皇が神前に誓う形で発布された新政府の方針「五箇条の御誓文」に学ぶ加藤氏自身の「五つの大原則」も打ち出す。

加藤氏は8月16日のBS11番組で出馬への意欲を示し、推薦人集めを本格化。これまでに自身と同じ岡山県選出の国会議員のほか、医療分野の業界団体出身議員、自身が所属した茂木派や麻生派、解散した旧森山派の一部など計20人の推薦を取り付けた。6日昼の陣営の会合で、推薦人確保と10日の出馬表明を報告する見通し。

加藤氏は衆院岡山5区選出で、平成15年初当選。第2次安倍晋三政権で官房副長官や厚生労働相などを歴任し、菅義偉政権では官房長官に登用された。岸田文雄政権でも厚労相に就き、現在は党の拉致問題対策本部長を務めている。