店員に暴行容疑で38歳男性を逮捕 1カ月前からカスハラ行為

AI要約

熊本県でコンビニエンスストアの店員が商品で殴られる事件が発生。容疑者は暴行容疑で逮捕されるも、容疑を否認している。

事件は店員の左手に商品を使って殴るという暴力行為が行われた。容疑者は金を払わずに店を出た後、再び来店し逮捕された。

容疑者は1カ月前から店員に暴言を吐いたり、嫌がらせを繰り返しており、警察に相談されていた。カスタマーハラスメントに厳しい対応をする方針。

店員に暴行容疑で38歳男性を逮捕 1カ月前からカスハラ行為

 コンビニエンスストアの店員を商品で殴ったとして、熊本県警熊本南署は5日、住所不定、無職の松下公一郎容疑者(38)を暴行容疑で逮捕した。「手には当たっていない」などと容疑を否認している。

 逮捕容疑は5日午前5時半ごろ、熊本市南区南高江6のコンビニエンスストアで、台車に商品を載せて運んでいた女性店員(53)の左手を、商品である袋に入った氷で1回殴ったとしている。松下容疑者は店員がレジでバーコードを読み取っている間に商品を置いたまま、金を払わずに店を出たという。同日正午ごろ、再び来店したため店員が110番。駆けつけた同署員が逮捕した。

 同署によると、松下容疑者は約1カ月前から、店内で店員に「死ね」といった暴言を吐いたり、大音量の音楽を鳴らしてうろついたりする嫌がらせがエスカレートしたことから、「カスハラ」(カスタマーハラスメント)を繰り返す人物として同店が警察に複数回、相談していた。

 同署は「カスハラについても、法律に触れるケースは厳正に対応していく」と話している。【野呂賢治】