台風10号で3日間の計画運休「難しい状況での判断」 JR東海社長

AI要約

JR東海の丹羽俊介社長は、台風10号の影響で東海道新幹線が計画運休したことについて、難しい状況での判断だったと振り返り、安全最優先を考えて最善を尽くしたと述べた。

台風などの影響で雨や風が広範囲に及び、長時間にわたって規制値を超えることが予想される場合に東海道新幹線の計画運休が実施される。

今回の計画運休は、2018年9月に初めて行われたものであり、台風10号に伴い3日間連続で運休が行われた。

台風10号で3日間の計画運休「難しい状況での判断」 JR東海社長

 JR東海の丹羽俊介社長は4日、名古屋市内で開いた定例記者会見で、台風10号の影響で東海道新幹線が3日間にわたり計画運休したことについて「台風から離れた場所で大雨が降るなど気象予報が刻々と変わる難しい状況での判断だった」と振り返り、「(利用客に)ご不便をかけてしまったが、安全最優先を考えて最善を尽くした」と理解を求めた。

 同社によると、計画運休は台風などの影響で雨や風が広範囲に及び、長時間にわたって規制値を超えることが予想される場合に実施される。

 東海道新幹線の計画運休は2018年9月に初めて行われ、今回で9回目。台風10号に伴い8月30日~9月1日に三島-名古屋間の上下線が運休したが、3日連続は初だった。

 丹羽社長は今後の対策について「東海道新幹線は盛り土の区間が多く、激甚化する昨今の気象を踏まえ、(豪雨に備えた)技術開発を推進していきたい」と述べた。【真貝恒平】