体内にコカイン入りゴム53個隠して密輸か 容疑の男「知らない」

AI要約

警視庁がコカインを密輸しようとしたとして小林容疑者を逮捕。小林容疑者は体内から53個のゴムを排出し、否認している。

小林容疑者はトロントから羽田空港に到着し、税関でゴムを排出した結果、コカイン入りのゴムを発見された。

病院で入院した後、さらに38個のゴムを排出し、コカイン入りである可能性が高いとして捜査が進行中。

体内にコカイン入りゴム53個隠して密輸か 容疑の男「知らない」

 コカインが入ったまゆ玉状のゴムを飲み込み、密輸しようとしたとして、警視庁は、職業不詳の小林涼容疑者(28)=仙台市太白区=を麻薬及び向精神薬取締法違反と関税法違反(密輸未遂)の疑いで逮捕し、4日に発表した。小林容疑者の体内からは53個のゴムが出てきたが、「私の体の中にコカインがあったとは知りませんでした」と容疑を否認しているという。

 薬物銃器対策課によると、小林容疑者は何者かと共謀し、8月26日(現地時間)、カナダ・トロントの空港からコカイン約5グラム(末端価格約12万5千円)が入ったゴム(直径1・5センチ、長さ5・5センチ)を飲み込んだ状態で航空機に乗り、羽田空港に持ち込んで密輸しようとした疑いがある。

 東京税関の職員が小林容疑者に声をかけたところ、「トイレに行きたい」と訴え、税関事務所のトイレ内でゴム15個を排出。小林容疑者は入院し、病院内でさらにゴム38個が排出されたという。

 そのうち1個を鑑定したところ、中からラップにくるまれたコカイン約5グラムが検出されたため、退院後に逮捕した。同課は他のゴムにもコカインが入っているとみて鑑定を進める。(遠藤美波)