画像データを復元し能登写真展 被災した松田さん

AI要約

能登半島地震で被災した石川県珠洲市のフリーカメラマン、松田咲香さんが地震前の地元の風景や祭りを鮮やかに切り取った写真展を開催。

画像データが津波で破損し、データ復旧を受けて50点の作品を展示。

珠洲市の景勝地や祭り、地元の人々の生活を写真に収めた作品が中心。被災地の生活やがれきの中に咲く桜の写真も注目を集めた。

画像データを復元し能登写真展 被災した松田さん

 能登半島地震で被災した石川県珠洲市のフリーカメラマン、松田咲香さん(38)が地震前の地元の風景や祭りを鮮やかに切り取った写真展「能登半島 記憶の復元」を8月、東京都内で開いた。

 画像データを自宅のカメラやHDDに保存していたため、津波の泥水をかぶって破損。データ復旧大手のデジタルデータソリューション(東京)の支援を得てよみがえらせた約50点を展示した。

 珠洲市の景勝地「見附島」の朝日や夜景、キリコと呼ばれる巨大な灯籠を担いで海に入る祭り、農業や漁業に携わる地元の人たちの生活をカメラに収めた作品が並んだ。地震後に撮影した被災地の生活やがれきの中に咲く桜の写真も注目を集めた。