潜水手当不正受給で3人書類送検 「ちはや」元乗員、詐欺容疑 海自

AI要約

海自呉地方警務隊が潜水手当不正受給問題で元乗組員3人を詐欺容疑で書類送検。

送検されたのは50代の元海曹長と30代の2等海曹、30代の元2等海曹。

3人は虚偽の勤務実績で不正手当を受け取った疑いが持たれている。

 海上自衛隊の潜水手当不正受給問題で、海自呉地方警務隊は27日、虚偽の勤務実績で手当をだまし取ったとして、潜水艦救難艦「ちはや」の元乗組員3人を詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで広島地検呉支部に書類送検した。

 発表した海上幕僚監部は、氏名や認否、詳しい詐取額は明らかにしなかった。

 送検されたのは50代の元海曹長=懲戒免職=と30代の現役の2等海曹=停職12カ月、30代の元2等海曹=別事件で有罪確定後、失職。いずれも7月に懲戒処分が公表された潜水士62人に含まれている。

 送検容疑は、3人は飽和潜水のための減圧訓練などをしたとする虚偽の特殊勤務実績簿を作成し、手当を不正受給した疑い。