【解説】「厄介な」台風10号発生、来週に関西直撃のおそれ ポイントは「強い勢力で遅い」

AI要約

関西各地で35℃を超える猛暑日が続いており、二十四節気の「処暑」が暑さを和らげるどころか、ますます熱さが増していることが報じられています。

かき氷が注目を集めており、兵庫県や京都で人気のかき氷店が取材されています。氷の需要が増え、特にインバウンドの観光客からの需要が高まっているとのこと。

同時に、新たに発生した台風10号が日本列島に接近しており、関西地方にも影響を及ぼす可能性があることが報道されています。

【解説】「厄介な」台風10号発生、来週に関西直撃のおそれ ポイントは「強い勢力で遅い」

 22日は二十四節気で、暑さが和らぐ時期とされる「処暑(しょしょ)」ですが、関西各地では35℃を超える猛暑日となりました。一方、新たに発生した台風10号は本州を直撃する恐れも。キニナル今後の進路は……。

 うだるような暑さとなりました。兵庫県豊岡市では最高気温38.1℃を観測。22日は、二十四節気のひとつ「処暑」で 暑さ和らぐ時期とされていますが、この猛暑、一向に収まる気配がありません。

 この暑さで食べたくなるのが…かき氷!

 報告: 藤枝望音記者

「瀬戸内レモン味のかき氷ということで、とてもさわやかな香りがします。口の中ですっと溶けて普段のかき氷とは一味違いますね」

 夜はバーとしても営業している京都のかき氷店。72時間かけて凍らせたという純氷を使ったかき氷が人気を集めています。

 その氷を作っているのが、京都・木屋町にある創業約100年の老舗氷店。今年は特に氷の需要が多いということです。

 アサヒ氷業・森田裕次郎営業部長

「去年と比べると3割くらい増えています。今年はインバウンドが増えて、かき氷店やバーへの出荷が増えた」

 7月、日本を訪れた外国人は、2か月連続で過去最多を更新。中国や韓国などのほか、アメリカからの旅行者も好調で、 円安などが追い風になったとみられています。

 一方で、来てほしくないのが台風。南の海上に発生した8月5つ目の台風10号は、今後、日本列島に向かって北上する予想。関西への影響は?

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(解説:蓬莱大介気象予報士)

 台風10号になりました。まず衛星画像を見ていただきます。

 この台風はグアムのあたりで渦を巻いて、熱帯低気圧から台風10号になりました。この時期で台風10個目というのは、だいたい平年並みぐらいです。

 この台風10号進路予想を見ていきますと、最新の進路予想では北上し、来週の火曜日の午後3時の予報円、台風の中心が予報円のこの真ん中を進めば、近畿地方を直撃します。ただ予報円は大きいです。ブレ幅はまだあります。東海地方に台風が進む可能性もありますし、四国の方に台風が進む可能性もあります。