1億円相当の金塊詐取被害 「潔白証明」と提出促され 京都府警

AI要約

京都府警上京署によると、京都市上京区の男性が金塊7.4キログラムを詐欺によってだまし取られる被害に遭ったことが明らかになった。

被害者は携帯電話会社を名乗る詐欺師からの電話やLINEを通じた警察手帳や逮捕状の画像を見せられ、身の潔白を証明するために資産を提出するよう要求された。

詐欺師たちが騙す手口について詳細が明らかになっており、警察は注意を呼びかけている。

 京都府警上京署は20日、京都市上京区内の自営業の男性(69)が金塊7.4キログラム(時価約1億円)をだまし取られる被害に遭ったと発表した。

 

 同署によると、男性は6月下旬ごろ、携帯電話会社を名乗る男から「あと2時間で電話がかけられなくなる」などの電話を受けた。その後、指示された番号に電話すると、警察官や検察官を名乗る男らが次々登場し、「あなたに金融詐欺の逮捕状が出ている」「身の潔白を証明するため資産をすべて提出してほしい」などと言われた。LINEを通じて警察手帳や逮捕状の画像なども示されたという。