SNS型投資詐欺、逮捕者計96人に 殺人未遂容疑で新たに2人

AI要約

大阪市内を拠点とするSNS型投資詐欺グループが摘発された事件で、2人の男性が詐欺未遂の疑いで逮捕された。これにより、逮捕者は計96人となった。

逮捕された2人は韓国籍の金聖燁(27)と無職の中尾裕大(26)で、SNSでメッセージを送るグループ内の取りまとめ役だった。

逮捕容疑は、バイナリーオプションへの投資を勧誘し、男性会社員2人からお金をだまし取ろうとしたというもの。

SNS型投資詐欺、逮捕者計96人に 殺人未遂容疑で新たに2人

 大阪市内を拠点とするSNS(ネット交流サービス)型投資詐欺グループが摘発された事件で、大阪府警は20日、新たに男性2人を詐欺未遂の疑いで逮捕したと発表した。事件の逮捕者は計96人となった。

 2人は韓国籍で職業不詳の金聖燁(キムソンヨプ)(27)と無職の中尾裕大(ゆうた)(26)=いずれも大阪市中央区=両容疑者。19日に逮捕された。府警は2人の認否を明らかにしていない。

 府警特殊詐欺捜査課によると、グループ内はSNSでメッセージを送る「打ち子」が複数の班に分かれ、被害者に投資を勧めていた。2人はそれぞれ一つの班の取りまとめ役という。

 逮捕容疑は5~7月、為替相場の変動を予測する「バイナリーオプション」への投資に勧誘。商材を購入すれば確実に利益が出るとうそを言い、金容疑者が36万7000円、中尾容疑者が11万円を20代の男性会社員2人から詐取しようとしたとしている。【二村祐士朗】