【パリ五輪まとめ】東海地方の選手が躍動、地元アスリートの勇姿を厳選してお届け
パリオリンピックが幕を閉じ、地元アスリートも次の目標に向けて動いている中、数々の感動を届けたアスリートたちの姿が振り返られました。
「シン・霊長類最強女子」と呼ばれるレスリング選手・藤波朱理選手が家族の絆に支えられて金メダルを獲得し、感動を与えた様子が紹介されました。
また、「雑草魂」を持つバドミントン選手・西本拳太選手も、30歳を迎えて初めてのオリンピックに挑み、逆境に立ち向かう姿が描かれました。
12日に幕を閉じたパリオリンピックを振り返ります。地元アスリートたちの中には、早くも次に向けて動き始めている選手もいるようです。
海外の大会では史上最多20個の金メダルを獲得するなど、メダルラッシュに沸いたパリオリンピック。
東海地方が誇るアスリートたちも、たくさんの感動を届けてくれました。
2週間にわたる熱戦の中から「じもスポ!」がこれまで追いかけてきた選手の勇姿を厳選してお届けします。
まずは、「シン・霊長類最強女子」。
「最高です!!オリンピック最高、レスリング最高!!」(藤波朱理選手)
オリンピック初出場で金メダルに輝いた、三重県四日市市出身のレスリング・藤波朱理選手。
中学2年から公式戦無敗。圧倒的な強さを支えたのは、家族の絆でした。
「自分が戦っている時に、セコンドに父、客席に母がいるのが理想」(藤波朱理選手)
父・俊一さんは、4歳の頃からコーチとして支え、母・千夏さんは、身の回りの世話や精神面でのサポートをしてきました。
初めてのオリンピック。連勝記録を136にのばし、迎えた決勝。セコンドには父、客席には母の姿がありました。
家族一丸で金メダルを掴みとりました。
「自分一人の力で戦ったとは全く思っていなくて、みんなで戦って、みんなで勝ち取った金メダル」(藤波朱理選手)
「雑草魂」を見せつけた遅咲きのニュースター、三重県伊勢市出身、バドミントンの西本拳太選手。
リオ・東京と2度の落選を経験しながらも、持ち前の雑草魂で代表を勝ち取った29歳です。
パリオリンピック代表内定の2日後には、『ドデスカ+』のスタジオに生出演しました。
「僕自身、これからが全盛期。やっとスタートラインに立てたかなと思っています」(西本拳太選手)
予選リーグを2連勝で突破し、決勝トーナメントに進出。
1回戦、互いに1ゲームをとり、勝負の第3ゲーム、去年の世界選手権王者を相手に大きくリードを許す苦しい展開。
それでも、驚異の粘りで45回ものラリーを制します。すると、会場から「KENTAコール」が巻き起こります。
敗れはしたものの、パリの地で「雑草魂」を見せつけました。
「この場に応援に来てくれた方々や、画面越しで応援してくれた方々など、声援のおかげで頑張れた。僕の試合を見に来てくれる人のために、また良い試合ができるように頑張っていきたいと思います」(西本拳太選手)