維新・音喜多駿政調会長「本当に大胆な決断をわからないようにされる方」 岸田首相の退陣表明に

AI要約

日本維新の会政調会長の音喜多駿参院議員が岸田文雄首相の不出馬表明に驚き、岸田首相の政策決断や不履行を批判。また、岸田首相の辞任理由について私見を述べた。

岸田首相の不出馬に向け、次期総理総裁が直面する課題について懸念を示し、解散総選挙に向けて準備を進める考えを示した。

維新・音喜多駿政調会長「本当に大胆な決断をわからないようにされる方」 岸田首相の退陣表明に

 日本維新の会政調会長の音喜多駿参院議員が14日までにX(旧ツイッター)を更新。岸田文雄首相が同日、自民党総裁選への不出馬を表明したことに、「本当に大胆な決断を、誰にもわからないようにされる方だなと心からびっくりしました」とつぶやいた。

 音喜多議員は「外交実績や原発処理水への対応、防衛費の増額を決断されたなど、評価できる部分も多々あります」としたが、「一方で、我が党と約束した文通費改革や、何より最大の公約であった憲法改正について、なんら進展がないまま辞任されていくことは大変残念です。また内政においては、ライドシェアなどの規制改革は極めて中途半端なものに終わりつつあり、『新しい資本主義』もその全容が見えることはありませんでした」と批判した。

 また、決断の中で「『政治とカネ』にけじめを付けるという理由については、理解はできるものの、遅きに失したという面は否めない。ならば、この理由をあえて岸田総理があげたのは『裏金問題の震源地になった清和会(安倍派)および裏金議員たちへの強烈なメッセージ』に他ならないでしょう。俺はケジメを取る、君たちはどうだ?国民から信頼される政治・政党を、このままで本当にできるのか?次期総理総裁は、この問題にどう向き合うのだ? 岸田総理はここまで、相当に忸怩たる想いがあったのでしょう。そんな匕首(あいくち)を、退陣宣言と同時に裏金議員たちや党内に突きつけたように思えてなりません」と私見をつづった。

 最後には、「早期に予想されるであろう解散総選挙に向けて、看板を変えただけでは変わらぬ万年与党・自民党に対峙できるよう、準備を進めてまいります。」とした。